痛くなってから治療すればいい!痛みがないから大丈夫!と考えていませんか?
「痛みがないから大丈夫!」や「歯科検診に行っていないけれど、症状もないし大丈夫じゃないかな?」と考えている方がいらっしゃるかもしれません。
「虫歯」は、最も一般的な歯科疾患のひとつとして知られており、虫歯治療の「痛み」を経験された方も多いと思います。(私もできる事ならもう経験したくありません)
そのため治療の痛みが嫌で、つい治療を先延ばしにしてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 歯が欠けたり、歯が痛くなったり、詰め物が外れてしまった時になって、はじめて歯科医院を訪れる方は少なくありません。
治療時の痛みを限りなく、なくすために大事なこと
しかし、実は虫歯は痛みを感じなくても進行していることがあります。進行した虫歯は、治療に時間がかかり、歯を多く削ることも必要になってきます。歯の寿命を縮める原因にもなります。治療を先延ばしにしてしまうほど治療は困難になり、痛みも生じます。虫歯になった部分が小さいうちに治療すれば、簡単に迅速に修復することができます。
そのためにも「早期発見・早期治療」が非常に大切です。当クリニックでは、可能な限り虫歯治療の痛みをなくすために、麻酔を行う時に工夫するなどの努力も行っています。
その取り組みのひとつとして挙げられるのが「麻酔針の細さ」です。通常、点滴などに使用される針で26~27ゲージ(0.4~0.45mm)の針が使われると言います。当クリニックがこれまで使用してきた針は33ゲージ(約0.26mm)の細い針で、これは糖尿病の患者さまがインスリンを注射する際に、少しでも痛くないように開発されたものと言われています。
現在では、これよりさらに細い35ゲージ(0.23mm)との針が登場し、当クリニックでもいち早く導入しました。33ゲージの針に比べて約0.03mmというわずかな差ですが、痛点を避けるという意味合いで考えると、この差は大きなものになるとも言えます。今後も当クリニックでは「さらに痛みを抑えた治療」に努めてまいります。
痛みがなくても相談・定期受診を!
「歯がしみる・痛い」という症状や違和感に気付いたら、または「そうなる前に心配で・・・」と思われたら、できるだけ早めに当クリニックまでご相談ください。また、歯の詰め物・被せ物には"寿命"があります。痛みがなくても定期的に歯科医院を受診し、適切なタイミングで再治療を受けられることをおすすめします。
永久歯は一度しか生えてきません! 皆様の大切な歯を守るために、治療後も再発することがないように、継続的な予防管理で歯の健康維持を、しっかりとサポートさせていただきます。