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①「怖い・痛い」に寄り添った安心安全な歯科医院

歯科医院で患者さまの不安の2トップである「わからなくて怖い」「痛い」。
それらを可能な限りゼロに近づける努力をしています。レントゲン写真やお口の中の写真、唾液検査の結果をお見せしながら一緒に治療をすすめて安心な場作りを行っています。また、塗る麻酔薬、様々な太さの注射の針、麻酔薬を何種類も用意して患者さまが可能な限り痛みを感じないように安全な治療を目指しています。

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②全身がもっと健康になるように治療

お口の悪玉細菌が虫歯や歯有病だけでなく腸内細菌のバランスの乱れを引き起こし、さまざまな大きな病気の原因となる事をご存じですか?
口の中の環境を整えてメンテナンスをしっかりと行うことが、全身の健康状態の維持向上にもつながります。当クリニックでは、さらにそれを一歩進めて、水素吸入やロイテリ菌摂取によるバクテリアセラピーを併用し、皆さんがもっと楽に健康でいられるお手伝いができればと考えています。さらに、その中でも特に大事な歯を健康な状態でいるために歯の神経を大事にすることを大切にしています。

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③「言葉がけ」で一緒に治療

当クリニックでは、院長をはじめスタッフ一同が、患者さまが私たちと一緒に治療に前向きに取り組んでいただけるような「言葉がけ」を積極的に行っています。そのために、患者さまが私たちと一緒に治療に前向きに取り組んでいただけるように「ペップトーク」というコミュニケーションスキルを応用した言葉がけをしています。

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石神井公園のスヴァラ歯科
【厚生労働省歯科医師臨床研修施設認定医院】
日本歯科医師会/東京都歯科医師会/練馬区歯科医師会 会員

TEL:03-3997-6875

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東京都練馬区石神井町7-7-15
※石神井公園駅より徒歩5分
※駐車場:普通自動車3台分有り(治療で来院の方は無料)

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当院へ初めてお越しいただく方へ


初めての受診にあたって安心していただけるよう、当院の治療方針や診療の流れについて説明いたします。

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スヴァラ歯科が大切にしていること


食事や会話を心から楽しみ、笑顔があふれる素敵な未来を支えるために


スヴァラ歯科は、歯の健康が人生の喜びや自信に直結すると考えています。
食べる喜びや話す楽しさを支えながら、心も体も満たされる幸せな日々をお届けしたい。
そんな笑顔あふれる素敵な未来を実現するために、患者さま一人ひとりと向き合い、お口だけでなく全身の健康を第一に考えた治療を行っています。

「健口から健康、そして健幸へ」というメッセージに想いを込めて、あなたの笑顔と健康を全力でサポートします。お気軽にご相談ください。

スヴァラ歯科院長 堀部崇大


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このようなことでお困りの方へ


  • できるだけ痛くない治療をしてほしい
  • 治療内容を分かりやすく説明して欲しい
  • 歯だけでなく全身の健康にもアプローチして欲しい
  • こどもの歯をしっかり診てほしい
  • 歯並びについて相談したい(大人・こども)
  • 歯やお口の事で困らないようにしたい

このようなお悩み・ご希望がある方は当院までご連絡ください。


TEL:03-3997-6875

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Q&A よくある質問


当クリニックへのご質問や治療にあたってのご不安など、お問い合わせの多い内容をQ&Aのカタチにまとめました。

突然歯が痛み出したけど今日診てもらえますか?
はい、大丈夫です!
「歯が痛い!」、「詰め物が取れた!」など、歯のトラブルは予測がつかないことが多いものです。そんな突然の「困った!」に対応できるように、当クリニックでは当日のご予約も受け付けています。すでにご予約いただいている方が優先とはなりますが、早急に対応させていただきます。

以前の歯医者さんでは説明がほとんどなく治療が始まったので不安です
当クリニックでは、患者さまそれぞれの口の状態を診査・診断を行ったうえで治療計画を立て、現在の状態を画像でお見せしながら「治療の流れ」や「どのような治療が必要か」を、ていねいに、しっかりと説明し、ご納得いただいてから治療を行います。
歯を抜くことや削ることになっても「なぜ抜かなければいけないのか?」や「なぜ削らないといけないのか?」についてきちんと説明し、ご理解・納得していただいてから治療を行いますので、ご安心ください。

平日は仕事で通えないのですが土曜日は診てもらえますか
はい、大丈夫です!
平日は仕事や学校で忙しくて歯科医院に通えない・・・そんな忙しい方のお困りやトラブルに対応できるように、当クリニックでは土曜日の診療も受け付けています。

子供がまだ小さいのですが、一緒に連れて行って大丈夫ですか?
はい、大丈夫です!
多くのお母様方が、ご自分の治療やクリーニングの際にお子様をお連れいただいています。当クリニックではキッズスペースがあり、お母様の診療中に遊ばせていただけます。また、場合によっては(お母様が)お子様を抱っこしたままの状態で処置をさせていただくことも可能です。
小さなお子様がいらっしゃると、ご自分のことは、どうしても後回しになってしまいがちですが、虫歯は、お母様からお子様に"うつってしまう"病気です。お子様の虫歯予防のためにも、お困りのことがあれば、お手伝いいたしますので、ぜひお子様をお連れください。

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当クリニックでは敷地内に普通車3台分の駐車スペースをご用意しています。



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続・お口のニオイ、大丈夫ですか?

(2025/02/17更新)


こんにちは!

歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、予防歯科とバクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。

 

今回は口臭についての続編です。

 

 

 


第2回: 口臭を予防する効果的なケア方法と食品

 

前回の記事で、口臭の原因について詳しく解説しました。今回は、具体的な予防方法や日常生活で役立つケア方法を詳しくご紹介します。簡単な習慣の改善と正しい知識があれば、爽やかな息を保つことが可能です!

 

 


1. 毎日のケアで口臭を予防する

 

日々の口腔ケアは、口臭対策の基本です。以下のポイントを押さえましょう。

歯磨き

  • 正しい方法で磨く: 歯と歯茎の境目にブラシを45度に当て、小刻みに動かして丁寧に磨きます。1日2回以上が目安です。
  • 歯間ブラシやフロスの活用: 歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れを取り除くことで、口臭を引き起こす細菌の繁殖を防ぎます。
  • 電動歯ブラシ: 効率的に汚れを落とせるため、手磨きに自信がない方にもおすすめです。

舌の清掃

  • 舌苔を取り除く: 舌の表面には細菌や汚れが溜まりやすいため、舌ブラシや舌クリーナーを使い、優しく掃除します。
  • やりすぎに注意: 過度な清掃は舌を傷つける可能性があるため、1日1回程度で十分です。

口腔の保湿

  • 水分をしっかり摂取: 唾液は自然な口腔の自浄作用を持っています。1日を通してこまめに水を飲む習慣をつけましょう。
  • 無糖ガムの使用: 咀嚼することで唾液の分泌が促進され、口腔内が潤います。
  • 加湿器の使用: 乾燥した環境で生活する方には、部屋の湿度を保つことも重要です。

定期的な歯科検診

  • 歯周病や虫歯の早期発見: 専門的なクリーニングや治療を受けることで、口臭の根本原因を取り除くことができます。
  • 検診の頻度: 三か月に1回の定期検診を心がけましょう。

 

 


2. 食生活で口臭予防!おすすめの食品と飲み物

 

食事内容の見直しも、口臭予防に効果的です。以下の食品を取り入れてみましょう。

口臭を防ぐ食品

  • 緑茶: カテキンの殺菌作用が口腔内の細菌を抑えます。お茶うがいも効果的です。
  • ヨーグルト: 特に無糖のものを選ぶと、腸内環境を整え、口臭や体臭の改善に役立ちます。
  • リンゴ: 噛むことで唾液分泌が促進されるほか、リンゴ酸の働きで口腔内が清潔になります。
  • パセリ: クロロフィルが匂いを中和する効果を持っています。サラダやスープに添えると簡単です。
  • チーズ: 特にハードタイプのチーズは、唾液を分泌しやすくし、口腔内を清潔に保つ助けになります。

避けたい食品

一方で、口臭を強める可能性のある食品も知っておきましょう。

  • ニンニクや玉ねぎ: 硫黄化合物が原因で、体内から放出される匂いが続く場合があります。
  • アルコール: 唾液の分泌を抑制し、口腔内の乾燥を引き起こします。
  • 高タンパク質食品: 肉や魚を大量に摂取すると、腸内の発酵により悪臭物質が発生する可能性があります。

 

 


3. 一時的な口臭対策に役立つアイテム

 

即効性のある対策も時には役立ちます。人前での会話や大事な場面の前に、以下の方法を試してみてください。

  • ミントやタブレット: 口臭を一時的に抑える効果があります。ただし、原因を根本的に取り除くことはできません。
  • マウスウォッシュ: 殺菌成分が含まれているものを選び、適度に使用しましょう。
  • 無糖のガム: 咀嚼で唾液が分泌され、自然な自浄作用を促します。

4. よくある質問と回答

 

Q. どれくらいの頻度で歯磨きをすればいいですか?

A. 基本的には朝と夜の1日2回が目安です。ただし、口臭が気になる場合は昼食後にも歯磨きを取り入れると効果的です。

Q. 舌の掃除は必要ですか?

A. 舌苔が多い場合には掃除をおすすめしますが、過剰に磨くと舌の表面を傷つける恐れがあるため、適度に行いましょう。

Q. サプリメントで口臭対策ができますか?

A. ビタミンCや乳酸菌のサプリメントは腸内環境を整える助けになります。ただし、効果には個人差があるため、基本のケアを優先しましょう。

 

 


5. まとめ

口臭は、正しいケアと生活習慣の改善でほとんどの場合コントロールが可能です。

歯磨きや舌の清掃、水分補給を毎日の習慣に取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。それでも改善しない場合は、歯科医院での専門的な診断を受けることが重要です。

次回の記事では、実際に歯科医院で行われる口臭治療について詳しくご紹介します。さらなる改善策を知りたい方は、ぜひチェックしてください!


 


お口のニオイ、大丈夫ですか?

(2025/01/21更新)


こんにちは!

歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、予防歯科とバクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。

 

今回から2回に分けて、「口臭」について書きます。

第1回: 口臭の原因を徹底解剖!

口臭は、自分では気づきにくく、他人からも直接指摘されることが少ないため、特にデリケートな問題として認識されています。10代から40代の方々にとっては、対人関係や仕事の場面での印象に影響を与える可能性があるため、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、口臭が生じる原因について詳しく解説し、改善や予防に向けた第一歩を踏み出すお手伝いをします。

 

 


口臭の原因を徹底解剖!

口臭は、さまざまな要因によって引き起こされます。大きく分けて以下の4つの原因が考えられます。

 

1. 口腔内の問題

口腔内の状態は、口臭に最も直接的な影響を与える部分です。

 

  • 歯周病: 歯周ポケット内に潜む歯周病菌が揮発性硫黄化合物を生成し、口臭の主な原因となります。症状としては、歯茎の腫れや出血が挙げられますが、初期段階では自覚症状が少ない場合も多いです。
  • 虫歯: 虫歯の中で繁殖する細菌が異臭を放ちます。特に深い虫歯や根の治療が不完全な場合、悪臭が強くなることがあります。
  • 歯垢と歯石: 歯垢(プラーク)は細菌の集合体であり、これが硬化して歯石になると口臭の温床となります。歯間や歯茎付近に溜まりやすいことが特徴です。
  • 舌苔: 舌の表面に付着する白や黄色の苔状の汚れで、細菌や食べかすが原因です。放置すると口臭が悪化します。
  • 口腔乾燥症(ドライマウス): 唾液が減少すると自浄作用が低下し、細菌が増殖しやすくなります。

 

 

2. 全身の健康状態に関連する原因

全身的な病気が口臭の原因になる場合もあります。

 

  • 消化器系の病気: 胃の消化不良や胃潰瘍、逆流性食道炎などが口臭を引き起こすことがあります。
  • 呼吸器系の疾患: 副鼻腔炎や慢性気管支炎などの病気が原因で、鼻や喉からの異臭が発生する場合があります。
  • 糖尿病: ケトン体という物質が血液中に増加すると、特有の甘酸っぱい口臭が生じることがあります。
  • 肝臓や腎臓の病気: これらの臓器の機能低下により、体内の老廃物が十分に処理されず、口臭として現れることがあります。

 

3. 食生活の影響

食べるものによって口臭が一時的に強まることも少なくありません。

 

  • ニンニクやネギ、玉ねぎ: 硫黄化合物が体内で代謝される過程で、口臭が強くなることがあります。
  • アルコール: 唾液の分泌を抑制することで、口腔内の乾燥を引き起こし、口臭を悪化させる原因となります。
  • 高タンパク質食品: 肉や魚を多く摂取すると、腸内で発酵しやすくなり、悪臭物質が生成されることがあります。

 

 

4. その他の要因

その他にも、以下のような要因が口臭に影響を及ぼす場合があります。

 

  • 薬の副作用: 一部の薬剤は唾液の分泌を抑制するため、口腔内が乾燥しやすくなります。
  • ストレス: 自律神経の乱れにより、唾液の分泌が減少し、細菌が増殖しやすくなります。
  • 加齢: 年齢とともに唾液分泌が減少し、口臭が強まることがあります。

 

 


口臭のチェック方法

自分では気づきにくい口臭ですが、以下の方法で確認することができます。

  1. 手のひらを使う方法: 手のひらに息を吹きかけて、その匂いを嗅いでみましょう。
  2. 舌をチェックする: 舌の表面が白っぽくなっている場合、舌苔が原因の可能性があります。
  3. 専門的な診断を受ける: 歯科医院や耳鼻科では、専用の機器を使って口臭を測定することができます。

 

 


よくある質問

Q. 口臭は病院で治療できますか?

A. はい、歯科医院では歯周病や虫歯の治療、口腔内のクリーニングなどを通じて口臭の原因を取り除くことが可能です。また、全身的な病気が原因の場合は内科や耳鼻科での診察が必要です。

Q. 口臭を完全に防ぐことはできますか?

A. 日々のケアを徹底することで、ほとんどの口臭は予防できます。ただし、全身の病気や特定の体質に起因する場合は、専門的な治療が必要です。

 

 


次回予告

第1回では、口臭の原因について詳しく解説しました。次回は、具体的な予防策や日常で役立つケア方法についてお伝えします。特に、誰でも簡単に始められる方法を中心に紹介しますので、ぜひお楽しみに!


年末年始、急患診療所の案内

(2024/12/28更新)


こんにちは!

歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、予防歯科とバクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。

 

 

 

当院の2025年の診療は1月6日からです。

皆様、良い年をお迎えください。


症状があるときだけ歯科に通うのをおススメできない理由

(2024/12/16更新)


こんにちは!

歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、予防歯科とバクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。

 

今回は、私たち歯科医師が痛いときや腫れた時など症状があるときだけ来院するのはおススメできない理由について書きます。

 

 

私たちの健康を守るために大切なことって何だと思います?

色々あると思いますが床用な理由の一つは、病気を未然に防ぐことです。

口腔の健康も例外ではなく、「痛いとき」や「症状がある時」だけ歯科医院に通うのは、実は非常にリスクの高いことなのです。

痛みが出てから治療を受けるのではなく、問題が発生する前に予防的に行動することが、健康維持には不可欠です。

口腔内のケアを怠ることが、心身の健康に大きな影響を及ぼすことがあることはあまり知られていませんが、歯科医療の観点から非常に重要なポイントです。

 

 

この記事では、なぜ「痛みがある時」や「症状が現れた時」だけ歯科医院に通うのが歯科医療的におススメできないのか、また、定期的に通うことの重要性を、さまざまな角度から詳しく解説します。

特に、歯の健康が全身の健康に与える影響、長期的に健康寿命を延ばすために必要なケア、さらには痛みが出る前に行う予防的なアプローチの重要性について説明します。

 

 

  1. 口腔内の問題は痛みが出る前から進行している

歯科医療において、最も大切なことの一つは「早期発見」です。多くの歯科の問題は、最初のうちは痛みを伴わず、症状もほとんど現れません。そのため、患者さんが気づかないうちに虫歯や歯周病は進行してしまうことが多いのです。歯の問題が進行して痛みが現れたときには、治療が非常に手間がかかり、費用も高くなる可能性があるだけでなく、場合によっては歯を失うことにも繋がりかねません。

1.1. 虫歯の進行

虫歯は、最初の段階ではほとんど症状がありません。歯の表面に小さな穴が開く程度では痛みを感じることはなく、ほとんどの場合、自分で気づくことができません。しかし、虫歯が進行すると、歯の内部にある神経に到達し、強い痛みを引き起こすことがあります。痛みが出てから歯科医院に行く場合、虫歯はかなり進行していることが多く、治療には多くの時間と費用がかかる可能性があります。

予防歯科の観点からは、定期的に歯科医院でチェックを受けることで、虫歯の早期段階を発見し、すぐに治療を開始することが可能になります。早期に虫歯を見つけることができれば、削る量を最小限に抑えることができ、神経を取る必要もなく、詰め物やフッ素で簡単に治療が済むことが多いのです。痛みが出る前に定期的なチェックとクリーニングを行うことが最も効率的です。

1.2. 歯周病の進行

歯周病も初期段階では症状がほとんどありません。歯茎の軽い腫れや出血があることがありますが、ほとんどの人はこれを軽視してしまいがちです。しかし、歯周病が進行すると、歯茎が退縮して歯がぐらつき、最終的には歯を失うことになります。歯周病は、虫歯と同様に初期段階で治療することで、治療が簡単で効果的ですが、進行してからの治療は非常に困難で、重篤な場合には歯の抜歯が必要になります。

歯周病を早期に発見するためには、定期的な歯科医院でのチェックとクリーニングが不可欠です。歯科医院では、歯茎の状態を詳細にチェックし、歯周ポケットの深さを測定することができます。このような検査を定期的に受けることで、歯周病が進行する前に適切な処置を施すことができます。

 

  1. 痛みがあるときだけでは手遅れになることがある

痛みが現れてから歯科医院に行くときには、すでに問題がかなり進行している場合が多いです。虫歯や歯周病の進行が進みすぎて、歯を失うリスクが高まっていることも少なくありません。また、痛みを感じてから治療を受けると、その後の回復期間が長引いたり、予想以上に多くの治療が必要になったりすることがあります。

2.1. 神経を取る必要がある場合

虫歯が進行して神経まで到達すると、歯科医師は根管治療(いわゆる「神経を取る治療」)を行う必要があります。これは非常に時間がかかり、回復にも長期間を要します。また、根管治療を受けると、歯がもろくなり、最終的に歯が割れることがあるため、最終的に歯を抜くことになる場合もあります。これに対して、初期段階で治療を行えば、簡単な詰め物で済み、歯を保存することができます。

2.2. 歯周病の悪化

歯周病が進行して歯茎が退縮し、歯がぐらつくようになると、歯を支える骨が失われていることが多いです。この段階では、歯を保存するために外科的な手術が必要になることがあります。また、進行した歯周病は、歯を抜く必要が出てくることもあります。このように、痛みが出てから治療を受けると、結果的に歯を失うリスクが高くなり、治療も大掛かりになります。

 

  1. 予防歯科の重要性

歯科医療の最も重要な柱は予防です。痛みがない時に定期的に歯科医院でチェックを受けることで、虫歯や歯周病などの問題を未然に防ぐことができます。定期的な検診は、歯科医師により早期に異常を発見してもらうための重要な手段です。これにより、問題が進行する前に適切な治療が行われ、最小限の処置で済ませることができます。

3.1. 定期的なチェックで早期発見

定期的な歯科検診では、歯の状態を詳細に確認し、虫歯や歯周病の兆候を見逃さずに早期に発見することができます。歯科医師は、歯の隅々まで確認し、歯周ポケットの深さや歯の摩耗、歯のひび割れなどもチェックします。これらの問題を早期に発見すれば、予防的な治療で治すことができ、痛みや大掛かりな治療を避けることができます。

3.2. 定期的な予防処置

歯科医院で行う定期的な予防処置は、歯周病の進行の予防に非常に効果的です。歯石は自宅での歯磨きでは取り除けませんが、歯石がたまると歯周病がどんどん酷くなる原因になります。定期的に歯科医院で歯石を除去することで、歯周病の進行リスクを大きく低減させることができます。

 

  1. 口腔の健康と全身の健康

口腔内の健康は、実は全身の健康にも大きな影響を与えます。近年の研究により、口腔内の問題が心臓病や糖尿病、脳卒中、さらには認知症に関連していることがわかっています。歯科医院での定期的なチェックと予防が、全身の健康維持にも大きな役割を果たしているのです。

4.1. 歯周病と心血管疾患

歯周病菌は血流に乗って全身に広がり、炎症を引き起こすことがあります。この炎症が心臓や血管に影響を与え、動脈硬化を進行させることが知られています。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。定期的に歯科医院で歯周病のチェックを受けることが、心血管疾患の予防にも繋がるのです。

4.2. 歯周病と糖尿病

歯周病は糖尿病の管理を難しくすることがあります。歯周病の炎症が血糖値を上昇させることがあり、糖尿病患者にとっては非常に危険です。逆に、糖尿病患者は歯周病にかかりやすい傾向があるため、定期的な歯科検診が糖尿病の管理にも重要です。

 

  1. 健康寿命と予防歯科

健康寿命とは、病気や障害にかかることなく、日常生活を自立して送ること

ができる期間です。口腔内の健康が良好であれば、食事が楽しめ、会話もスムーズに行えるため、精神的にも身体的にも良い影響を与えることができます。反対に、歯が悪いと食事が不便になり、栄養の摂取にも影響が出るため、全身の健康に悪影響を及ぼします。

健康寿命を延ばすためには、口腔の健康を守ることが重要であり、定期的に歯科医院でチェックを受け、予防的なケアを行うことが欠かせません。

 

結論

歯科医院に「痛みがあるとき」や「症状が現れたとき」に通うだけでは、口腔内の健康を守ることはできません。早期に問題を発見し、予防的な治療を行うことが、健康を長期間維持するためには必要です。また、歯の健康は全身の健康に大きな影響を与えるため、定期的な歯科医院での通院が全身の健康寿命を延ばすために不可欠です。痛みや症状が出る前に、ぜひ定期的に歯科医院を訪れ、健康な口腔内を保つよう心がけてみませんか?

 


口呼吸が口の中でする悪さ

(2024/11/20更新)


こんにちは!

歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、予防歯科とバクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。

 

今回は、日頃から多くの方が気にされている「口呼吸」と、口腔内の健康との深い関係性についてご説明します。

おさらい  なぜ口呼吸は良くないのか?

口呼吸は、鼻ではなく口で呼吸することで、一見すると何でもないように思えます。

しかし、実は口呼吸は、私たちの口腔内環境に大きな悪影響を及ぼし、虫歯や歯周病といった様々な口腔疾患を引き起こす原因の一つなのです。

口呼吸が引き起こす口腔内の悪循環を深掘り

口呼吸は、一見すると些細な習慣のように思われますが、実は口腔内の健康に深刻な影響を与え、虫歯や歯周病といった口腔疾患を悪化させる原因の一つです。

今回は、口呼吸がなぜ虫歯菌・歯周病菌を増やし、口腔内の環境を悪化させるのか、そのメカニズムをより詳細に解説していきます。

1. 唾液の減少が招く口腔内の乾燥

唾液の役割の多様性

  • 自浄作用: 唾液は、食べカスや細菌を洗い流し、口腔内を清潔に保つ働きがあります。
  • 緩衝作用: 唾液は、口腔内のpHを一定に保ち、酸によって歯が溶けるのを防ぐ働きがあります。
  • 抗菌作用: 唾液には、リゾチームや免疫グロブリンなど、細菌の増殖を抑える物質が含まれています。
  • 再石灰化: 歯の表面のエナメル質が溶け出した初期の段階では、唾液中のカルシウムやリンが歯の再石灰化を促す働きがあります。

乾燥による細菌の温床化

  • バイオフィルム形成: 唾液が少ないと、細菌は歯の表面に付着しやすくなり、バイオフィルムと呼ばれる膜状の物質を形成します。このバイオフィルムは、細菌の集合体であり、歯ブラシでは落としにくい頑固なものです。
  • 酸素濃度の低下: バイオフィルム内部は酸素が少なく、嫌気性の細菌が繁殖しやすい環境となります。
  • 抗生物質耐性の獲得: バイオフィルム内の細菌は、外部からの攻撃に対して抵抗性が高く、抗生物質も効きにくい場合があります。

 

 

2. 酸の発生と中和機能の低下

酸産生細菌の活性化

  • むし歯菌の主な種類: ミュータンスレンサ球菌やストレプトコッカス・ソブリヌスなどが代表的な酸産生細菌です。
  • 酸産生のメカニズム: これらの細菌は、糖を分解する際に酸を生成します。
  • 酸の種類: 主に乳酸が生成され、これが歯の表面のエナメル質を溶かします。

酸による歯の脱灰

  • エナメル質の溶解: エナメル質は、体の中で最も硬い組織ですが、酸によって徐々に溶かされていきます。
  • 象牙質への進展: エナメル質が溶けると、象牙質が露出します。象牙質はエナメル質よりも軟らかく、酸に侵されやすいため、虫歯が急速に進行する可能性があります。

 

 

3. 歯周ポケットへの細菌の侵入と増殖

歯周ポケットの形成

  • 歯周病菌の主な種類: ポルフィロモナス・ジンジバリスやフソバクテリウム・ヌクレアタムなどが代表的な歯周病菌です。
  • 歯周ポケットの環境: 歯周ポケット内は、酸素が少なく、細菌が繁殖しやすい環境です。
  • 歯周組織の破壊: 歯周病菌は、歯周組織を破壊する酵素を産生し、歯周炎を引き起こします。

バイオフィルムの形成と歯周病の進行

  • バイオフィルムの役割: 歯周ポケット内に形成されたバイオフィルムは、歯周病菌の集合体であり、歯周病の進行を加速させます。
  • 歯の支持組織の破壊: 歯周病菌は、歯を支えている歯槽骨や歯根膜を破壊し、最終的には歯が抜け落ちてしまうことがあります。

 

 

4. 口腔内常在菌のバランスの崩れ

  • 口腔内生態系の変化: 口腔内には、数百種類もの細菌が共生していますが、口呼吸によってこのバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になることがあります。
  • 日和見感染: 通常は病気を起こさない常在菌が、口腔内の環境変化をきっかけに病原性を獲得し、感染症を引き起こすことがあります。

 

 

5. 免疫力の低下

  • 唾液の免疫グロブリン: 唾液には、細菌の侵入を防ぐ免疫グロブリンが含まれています。
  • 局所免疫の低下: 口腔内の乾燥は、唾液中の免疫グロブリンの濃度を低下させ、局所免疫を弱めます。
  • 全身免疫への影響: 口腔内の慢性的な炎症は、全身の免疫系に負担をかけ、他の病気にかかりやすくなる可能性があります。

これらのメカニズムが複雑に絡み合い、口呼吸は口腔内の健康を大きく損なう可能性があることがわかります。

まとめ

口呼吸は、唾液の減少、酸の発生、細菌の増殖など、様々な要因が複合的に作用して口腔内の環境を悪化させ、虫歯や歯周病といった口腔疾患のリスクを高めます。

口呼吸を改善し、健康な口腔内を保つためには、歯科耳鼻科などの医療機関を受診して適切なアドバイスを受けることも重要です。


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