スヴァラ歯科Blog
| その他
歯周病菌が椅子取りゲーム勝者だと・・・
(2023年7月18日 12:12 PM更新)
こんにちは!
歯の神経を守る、痛みに配慮、バクテリアセラピーで全身健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。
先日、お口の中は微生物の椅子取りゲームのようなものと書きました。
今日はその椅子取りゲームで歯周病菌が勝ってしまうとどうなるのか、という事について書きます。
【プレスリリース】歯周病原性細菌が、肥満に関連した肝癌発症の新たなリスクとなることをマウス実験により解明 | 日本の研究.com (research-er.jp)
この研究では、歯周病菌によってお酒を飲んだことが無いにもかかわらず肝炎から肝硬変・肝臓癌になってしまうことが報告されています 。
歯周病菌は特に全身への悪さをする、いわゆる悪玉菌でも相当悪質であると私は感じます。
悪い微生物を減らして良い微生物に健康になる手助けををしてもらうために、歯科医院でのメンテナンスを今まで以上に有効活用してみてはいかがでしょうか?
お口の中の椅子取りゲーム
(2023年5月29日 10:46 AM更新)
こんにちは!
歯の神経を守る、痛みに配慮、バクテリアセラピーで全身健康を目指す石神井公園駅のスヴァラ歯科です。
私たちは身体の中(表面も含む)で微生物と共存しているってご存じですか?
そして特に腸と口の中は非常に多くの細菌が存在することが知られています。
細菌数は大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。
歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いています。
(大便よりも細菌数が多いのです)
この細菌のかたまりを「細菌叢(フローラ)」と呼びます。
キーワードは椅子取りゲーム
微生物もいろいろな種類があり、私たちに有益なものを善玉菌、悪さをするものを悪玉菌、普段はどっちつかずだけど健康状態によって優勢な方の味方になる日和見菌の3種類に大別されます。
身体の中ではこの3つの菌のタイプが椅子取りゲームを行っているようなイメージです。
悪玉菌が椅子を占拠して悪さをすると虫歯・歯周病・口臭などのお口のトラブルだけでなく
全身の健康を損なう病気の原因になることも知られています。
そんな状況は
健康寿命を大きく損なう原因
ともいえるでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001040945.pdf
善玉菌が椅子取りゲームの勝者になるにはどうするかを今後お伝えしていきます。
イオン飲料(スポーツドリンク)は身体に良い???②
(2023年4月19日 11:32 AM更新)
こんにちは!
歯の神経を守る、痛みに配慮、バクテリアセラピーで全身健康を目指す石神井公園駅のスヴァラ歯科です。
前回はイオン飲料と虫歯に対する考え方(日本小児歯科医学会)に紹介しました。
今回は、スギやヒノキ花粉症のピークも終わり、脱水や熱中症に気を付ける季節になっていきますのでこのブログを読んだ方にはぜひ知ってもらいたい内容です。
イオン飲料は虫歯を作るリスクが高いことは分かった!
とはいえイオン飲料って脱水や熱中症対策に良いんじゃない?
という疑問についてお伝えします。
結論から先に書いちゃいます!
①スポーツドリンクと経口補水液は違う
②スポーツドリンクはあくまでもジュースと考えた方が良い
③熱中症にスポーツドリンクはおススメできない
詳しくは以下のリンクをお読みください。
(イオン飲料に関して正しい情報を発信している大阪市の豊田裕章先生のFacebookページより)
虫歯のリスクや血糖値が変に上がったり、脱水や熱中症にも効かないスポーツドリンク。
飲み方、飲ませ方を知っておいた方が良いのではと私は感じます。
イオン飲料(スポーツドリンク)は身体に良い???①
(2023年4月3日 9:53 AM更新)
こんにちは!
歯の神経を守る、痛みに配慮、バクテリアセラピーで全身健康を目指す石神井公園駅のスヴァラ歯科です。
皆さんはイオン飲料(スポーツドリンク)をどんな時に飲みますか(飲ませますか)?
脱水防止
熱中症予防
健康のため
色々理由があると思います。
今日はイオン飲料についてお伝えします。
日本小児歯科学会 | イオン飲料とむし歯に関する考え方 (jspd.or.jp)
↑
公益社団法人日本小児歯科学会が令和2年にイオン飲料について公式に見解を発表したものです。
私はこれを読んで自分で飲んだり家族に飲ませたりするのは嫌だな
と感じましたが、皆さんはいかがですか?
次回はパート2をお伝えします。
緑茶と歯の生存数に関係あり?
(2023年3月10日 6:14 PM更新)
こんにちは!
歯の神経を守る、痛みに配慮、バクテリアセラピーで全身健康を目指す石神井公園駅のスヴァラ歯科です。
東京医科歯科大学の相田潤教授の研究によると
①1日4杯以上緑茶を飲む高齢者は、そうでない人に比べて1.6本歯が多く残っている
②1か月に人に会う数が少ないほど緑茶と残っている歯の数の関連性が強い
(相田潤. 1 日 4 杯以上、緑茶を飲む高齢者は約 1.6 本歯が多い。友人 · 知人に会う機会が少ない人ほど効果 大。 DentaLism. 2020; 42; 21)
緑茶にはカテキンが含まれていて虫歯や口臭予防に効果があることが知られています。
フッ化物も含まれているため歯を喪失するリスクが減る可能性も報告されています。
どのくらいの濃度の緑茶が一番効果があるのか今後楽しみな研究ですね 😀