スヴァラ歯科Blog
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コロナウィルス対策について知っておきたいこと

(2020年2月7日 6:33 PM更新)


コロナウィルスについて連日報道がされていますね。

SNSは勿論ですがテレビでも人心を煽るような意見が目につきます。

人間は未知のものへの恐怖心がある生き物です。

古の孫子も「彼を知り己を知れば百戦殆からず」と言葉を遺しております。

きちんとした知識を持って対応すればリスクは限りなく低くできるものと考えます 🙄

 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70176

「すでに国内では日本での感染者発覚直後から、ドラッグストアなどで消毒薬やマスクが飛ぶように売れているが、日本国内の二次感染者が発生したことでこのような動きは加速するとみられる。

だが、まず結論から言おう。慌てるなかれ。ごく普通の感染対策で、感染のリスクを減らすことが可能なことを知っておこう。」(上記記事本文より)

 

何年か前に新型インフルエンザが流行って今回の様にマスクやアルコール消毒剤が姿を消したことがありましたが、ウィルスの対する注意点が当時と一緒だと感じます。

 

きちんとした知識をもとにした予防をすればパニックになるようなものではないのでしょうか?

 

そのためには、普段から鼻呼吸で悪いものが直接侵入しないようにしておくのは非常に重要ですね。

 

あいうべ体操を今から始めて病気にならない身体、手に入れませんか?☺

 

 


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病気にならない栄養素の摂取2020‐1

(2020年1月26日 2:39 PM更新)


先日、分子整合栄養医学の講演会に参加してきました。

 

分子整合栄養医学?なにそれ?と感じた方は多いと思います。

私も参加するまでよく分かっていませんでした。

 

ライナス・ポーリング博士(1954年ノーベル化学賞受賞)が提唱した考え方で

「生体内に正常にあるべき分子を至適濃度に保つ、充分量の栄養素を摂取することによって生体機能が向上し、自然治癒力を高めることによって病態改善が得られるとする方法論」

 

 

病気にならず健康な身体でいるために栄養素を補給

かなりラフな解釈ですが、こんな感じをイメージしていただければ・・・

 

栄養摂取基準量と至適量は全く違う!

たとえばビタミンC。

30~49歳の男性の場合1日摂取基準は100mgとされていますが、ポーリング博士によると500~10000mgが至適量だそう。(身体の状態によって量は変わるそうです)

ポーリング博士は化学者の立場から、生体に障害が生じる原因の多くはフリーラジカルであると考え、このフリーラジカルを処理する物質としてビタミンCをはじめとする抗酸化栄養素の必要性を提唱しました。

 

また、ビタミンCの血中濃度が高くなるとがん細胞の生存率が低下することが発見されています。

☆特に口腔・食道・胃・大腸などの消化器と肺のがんに効果が認められるとのこと。

 

ストレスがかかるとビタミンCの消費が多いことが知られていますが、現代社会ではもっともっとたくさん摂取する必要がありそうですね 🙄

 

 

ビタミンCだけでなく様々な栄養素も至適量が不足しているようです。

特にタンパク質。

タンパク質不足は認知症発症リスクを高めることが知られています。

高齢者はタンパク質やビタミンなどの摂取量が低下(吸収できない)し基礎代謝量が低下してしまいます。

基礎代謝量が減れば自力で動けなくなり寝たきり、介護になるリスクも高まります。

動けなくなれば認知機能の低下にもつながり、それにともない死亡率も高まってしまいます。 😥

 

 

私もメガビタミンとプロテイン摂取、そして加圧とHIITで病気にならない身体作ってます♪


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歯科と病巣疾患 2020-1

(2020年1月13日 4:38 PM更新)


1月12日に明海大学の卒後教育で病巣疾患と分子整合栄養医学について学んできました。

 

病巣疾患については何度かblogでもとりあげました。

 

おさらい

「身体のどこかに限局した慢性炎症があり、それ自体はほとんど無症状かわずかな症状を呈するに過ぎないが、遠隔の諸臓器に反応性の器質的な二次疾患を起こす病像」 Gutzeit & Parade 1939

このように定義されています。

自覚症状のない炎症が身体の他の部分に悪さをして治りにくくなっている状態

☝こんな感じと考えてもらえればイメージしやすいと思います。

 

講師は内科医の今井一彰先生。

あいうべ体操、ゆびのば体操、最近ではHIITでテレビにもご出演ですね。

 

今井先生は内科医ではありますが隣接医学である歯科のことも非常に理解が深いため、歯科医師の立場にのっとった講義をされました。

病巣疾患の歴史から現在の状況、そして私たち歯科医師が患者さんを診るときに考えることなどを熱くわかりやすく解説していただきました。

 

歯周病などの慢性炎症が糖尿病、心筋梗塞、アルツハイマー病、パーキンソン病などと密接に関係していることは最近では情報番組などでも取り上げられてきましたね。

また、歯の根の病巣が難治性の疾患の原因となっていることもあります。

 

それ以外にも私たち歯科医師が患者さんのお口を診るときによく注意しなければならないことがあります。

たとえば、皆さんの口の中に必ず存在する細菌でストレプトコッカス・サングイスというものがあります。常在菌と呼ばれる種類のこいつは虫歯や歯周病にはほとんど関係がありません。

むしろ口の中では善玉菌といったところでしょうか。

ところが、このサングイス、血中に入ると感染性心内膜炎を起炎菌であるそうです。

 

口の中は慢性炎症がはびこりやすい場所です。

慢性炎症を中心に慢性病が広がることを念頭に当院では患者さんの口腔ケアを推進しています。

 

命の上流であるお口をきれいにケアすることが健康元気で幸せに生活するためには重要であると当院では考えております。

 

そういう想いから当院のフレーズは「健口から健康、そして健幸へ」としているのです。


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歯周病予防がインフルエンザ予防に効果的な理由

(2020年1月5日 7:18 AM更新)


定期的な歯石除去などの歯周病処置とインフルエンザ予防の関係について今回は書きます。

 

歯周病菌は近年、様々な全身疾患の原因であることが判明してきています。

 

健康な身体にとって様々な悪い働きを引き起こす歯周病菌ですが、インフルエンザなどのウィルスを粘膜に侵入し易くするプロテアーゼやノイラミニダーゼといった酵素を出します。

(バリヤーが破られてウィルスなどの異物を除去する上咽頭からの侵入をさせやすくしてしまうイメージでしょうか)

 

ただでさえ質が悪いのに、これらの歯周病菌由来の酵素は抗ウィルス薬で抑制することができません。

 

特に免疫力の弱い高齢者はインフルエンザの重症化リスクが高まってしまうことが知られています。

 

定期的なクリーニングと毎日の口腔ケアで口腔内の細菌数を減らすことがインフルエンザ予防につながります。

口腔細菌は歯の表面だけでなく、舌の上、咽頭などの粘膜にも多く存在します。

 

 

 

まとめ

お口の中を綺麗にしておかないと

歯周病菌はインフルエンザウィルスによる感染をしやすくする
タミフルなどの抗ウィルス薬が効きにくくなる

 

歯周病菌とインフルエンザウィルスの滅茶苦茶身体に悪いコラボ

 

嫌ですね~(-_-;)

 

病気になりにくい身体になるために、今日から歯ブラシ、フロス、マウスウオッシュ、しっかり行ってみませんか?


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具体的なインフルエンザ予防

(2019年12月31日 4:39 PM更新)


12月の29日に練馬区の年末年始急患当番をしてきました。

私たち歯科のフロアの下に医科の診療室があるのですが、インフルエンザや風邪の患者さんばかり・・・

やはり普段からインフルエンザに負けない身体にしておくことが重要だと再認識させられました。

 

 

今回は具体的な予防方法について書いていきます。

 

①:人混みを避ける

→飛沫・接触感染のリスクを減らします

②:しっかりとした手指の洗浄

→接触感染のリスクを減らします

③:普段から適度な運動を行い十分に栄養と睡眠をとっておく

→ウィルスに負けない免疫力を付けます

④:鼻うがい

→鼻呼吸をしやすくさせ、上咽頭に付着したウィルスを洗い流します

⑤:しっかり歯磨きをして口の中を清潔にする

→インフルエンザにかかりにくくします

⑥:ワクチン接種

→流行が予想された型には効果的

 

最近では、インフルエンザウィルスは湿度が高くても感染力が弱まらない、との研究報告もされていますが、厚労省のHPでは湿度50~60%を推奨しています。

 

また、マスク装着は感染予防には効果がありません。(ウィルスはマスクの隙間くらいは通り抜けてしまいます・・・)

 

口呼吸などしていたら確実にアウトなのですが、大多数の方はご自分が口呼吸をしていることを自覚していません。

 

きちんとした鼻呼吸を行うためにも鼻うがいやあいうべ体操は必須であると個人的には考えています。

 

鼻うがいの効果については「インフルエンザ 予防 鼻うがい」で検索を行うと、

国立モンゴル医科大学客員教授をなさっている岡崎好秀先生が詳しく書いてあるコラムを読むこともできますのでご興味のある方は参考までにどうぞ。

 

 

次回は歯磨きがなにゆえインフルエンザ予防に効果があるのかを書きます。


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