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デンタルリンスとマウスウオッシュ

(2024年6月15日 4:50 PM更新)


こんにちは!

歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、予防歯科とバクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。

 

 

皆さんはデンタルリンス(液体歯磨)とマウスウオッシュ(洗口液)の違いについてご存じですか?

今回は口腔ケアにおける両者の違いについて説明します。

 

 

まず、**デンタルリンス(液体歯磨)**についてです。

デンタルリンスは一言で言えば歯磨き粉の液体版で、歯ブラシを使って歯を直接磨くために使用されます。

主な目的は、歯垢や食べ物の残りを物理的に取り除くことです。

歯ブラシの毛が歯と歯茎の間や歯の隙間に入り込み、そこに溜まった歯垢を掻き出すための補助的な意味合いが強いでしょうかね。

また、デンタルリンスには通常、フッ素などの成分が含まれています。これらの成分は、歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防する役割を果たします。皆さんご存じの通りフッ素は、エナメル質を再石灰化し、酸による溶解を防ぐことでこの効果を発揮します。

使い方は、ブラッシングの際に歯ブラシに適量をつけたり口に含みながら歯を磨きます。デンタルリンスは、歯磨き粉と同様に、歯の表面を直接磨くためのものであり、歯垢の除去と虫歯予防に効果があるとされています。

 

 

次に、**マウスウオッシュ(洗口液)**についてです。

マウスウオッシュは、ブラッシングだけでは届かない口の隅々まで浸透し、殺菌・抗菌作用を提供するために使用されます。マウスウオッシュは、口臭を防ぎ、歯周病を予防に貢献し、全体的な口腔の健康を維持するのに役立ちます。マウスウオッシュに含まれる成分は、口腔内の細菌を殺すか抑制することで、これらの効果を発揮します。

 

「じゃあマウスウオッシュだけで良いのでは?」と思うかもしれませんよね。

しかし、マウスウオッシュは歯を磨く代わりにはならず、あくまでもブラッシングとフロッシングの補完的な役割なのです。ブラッシングやフロッシングの後に、口をすすぐために使用します。マウスウオッシュは、口腔内を清潔に保つための補助的な手段であり、歯磨きやフロッシングだけでは取り除けない細菌を殺すことで、口臭の原因を取り除きます。

 

ライオンのHPでは以下のように両者の違いを記載しています。

マウスウォッシュ、デンタルリンスは、ともに液体でできている製品ですが、歯ブラシによる歯みがきを行うかどうかに違いがあります。
マウスウォッシュは、口に入れてすすぎ、吐き出します。
デンタルリンスは、製品に記載されている使用方法(口に入れてすすいだあとに歯ブラシでブラッシングする、口に含んだまま歯ブラシでブラッシングするなど)を行うことで効果を発揮するもので、歯ブラシでブラッシングすることが必要です。
また、「液体ハミガキ」「液体歯磨」と記載されているものもあります。
デンタルリンスは歯みがき剤の一種ですが、清掃剤(研磨剤)は配合されていないため、練りハミガキに比べ一般的に着色(ステイン)を除去する機能は低くなります。

 

 

以上がデンタルリンスとマウスウオッシュの違いについてのおおまかなな説明でした。

どちらも口腔ケアにおいて重要な役割を果たしますが、それぞれが異なる目的と利点を持っていることを理解することが重要です。それぞれの製品がどのように機能し、どのように使用すれば最大の効果を得られるかを理解することで、より効果的な口腔ケアが可能になります。

 

 

デンタルリンスとマウスウオッシュを適切に使用することで、口腔衛生を最適化し、健康な歯と口を維持することができます。それぞれの製品を選ぶ際には、自分のお口の状態と目標を考慮に入れ歯科医師・歯科衛生士に相談することをお勧めします。

それぞれが異なる機能を果たすため、一方を他方で置き換えることは推奨されません。

 

これらを適切に使用することで、健康な口腔を維持することができます。これにより、最適な口腔ケア習慣を確立し、健康な歯と口を維持することができます。練馬区石神井公園駅のスヴァラ歯科ではこれらの情報が、あなたの口腔ケアに役立つことを願っています。

 

そして、毎日の口腔ケア習慣に組み込むことでさらに良い結果が期待できますよ。



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