スヴァラ歯科Blog
| そもそも虫歯とは?
そもそも虫歯とは?
(2023年11月8日 11:38 AM更新)
こんにちは!
歯の神経を守る、可能な限り痛くない治療を目指す、バクテリアセラピーと水素吸入で全身の健康を目指す石神井公園駅の歯医者、スヴァラ歯科です。
今日はそもそも虫歯って何なの?という話をします。
虫歯とは、歯の表面に付着した細菌が食事の食べかす(特に甘いものなどの糖質)を餌に酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かすことで起こる病気です。
エナメル質が溶けると、その下にある象牙質や歯髄にまで細菌が侵入し炎症や感染を引き起こします。
虫歯は放置すると重症化し、歯を失うだけでなく最悪の場合は命にかかわる病気につながる事になります。
虫歯の原因は主に以下の3つです。
- プラーク:プラークとは、細菌や食べかすなどが混ざり合って歯に付着したものです。プラークは毎日歯磨きをしないと除去できません。プラークがたまると、細菌が増殖し、酸を作り出します。昔は歯糞なんて言い方もしましたが、汚いものという実態に沿っているのは昔の言い方かもしれません。
- 糖分:糖分とは、甘いものや炭水化物などの食べ物や飲み物に含まれるものです。糖分は細菌のエサになります。糖分を摂取すると、細菌が活発になり、酸を作り出します。
- 唾液:唾液とは、口の中に分泌される液体です。唾液は酸を中和したり、歯を修復したりする働きがあります。唾液が少ないと、酸がたまりやすくなります。
虫歯の症状は以下のようなものがあります。
- 歯が黒くなる:これは、エナメル質が溶けて象牙質が露出したことを示します。象牙質はエナメル質よりも色が濃く、汚れや細菌に染まりやすいです。
- 歯がしみる:これは、象牙質や歯髄に刺激が伝わったことを示します。温かいものや冷たいもの、甘いものや酸っぱいものなどがしみることがあります。
- 歯が痛む:これは、歯髄に炎症や感染が起こったことを示します。噛むときや夜間に痛みが強くなることがあります。
虫歯は見た目だけでなく、健康や生活の質にも大きく影響を与えます。
虫歯を放置すると以下のようなリスクがあります。
- 栄養不足:虫歯で歯が痛むと食事が嫌になります。噛む力が弱くなったり、食べ物の種類が限られたりすることで栄養バランスが崩れます。
- 口臭:虫歯で細菌が増えると、悪臭を発します。口臭は自分では気づきにくいですが、周りの人に不快な思いをさせます。
- 全身の病気:虫歯で感染が起こると、血液に細菌が入り込みます。細菌は心臓や脳などの重要な臓器にも影響を与えることがあります。
以上のように、虫歯は単なる歯の問題ではありません。
虫歯は早期発見、早期治療が大切です。
虫歯は予防できる病気です。
次回は、虫歯の予防法についてお話しする予定です。
ぜひ、次回のブログもお読みください。
お楽しみに!
前へ:« フッ素がう蝕予防になるのは何故?
次へ:虫歯の予防法 »